翻訳カタログの更新

提供: Sympa-JA
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Sympaは国際化されています。つまり、システムの発送するメッセージやウェブインタフェースの表示を、さまざまな言語で行えます。しかし、実際の利用に合わせて翻訳の訳語を変えたいときもあります。また、一部のメッセージが未翻訳になっている場合もあります

Sympaをソースパッケージからインストールしている場合と、バイナリパッケージからインストールしている場合について、翻訳カタログを変更する手順を説明します。

目次

必要なソフトウェア

  • 作業するホストにGNU gettext (あるいはそれと互換性のあるソフトウェアパッケージ) がインストールされていなければなりません。このパッケージのうち、絶対に必要なのはmsgfmt(1)とmsgmerge(1)のふたつのコマンドラインユーティリティです。
  • さらにSympa-6.1alpha以降をソースからインストールした場合は、Lexicon/ Locale-Maketext-Lexicon CPANモジュールをインストールする必要があります。

翻訳リソースファイルの入手

最新の翻訳リソースファイル (poファイル) は、Pootleサイト で更新されているので、ダウンロードしてきます。ふたつのファイルに分かれています。

 $ wget http://pootle.sympa.org/ja/sympa/sympa.po
 $ wget http://pootle.sympa.org/ja/web_help/web_help.po
  • sympa.poにはユーザインタフェースのリテラルが収められています。
  • web_help.poにはウェブインタフェース上のヘルプページの内容が収められています。

新しい翻訳リソースファイルの作成

ソースパッケージからインストールした場合

ソースパッケージからインストールした場合は、次の手順で作成できます。

インストール作業をしたソースディレクトリの po 下のファイルを、ダウンロードしてきた翻訳リソースファイルで置き換えます。

 $ cp sympa.po ソース/po/ja.po
 $ cp web_help.po ソース/po-wwsympa/ja.po

カタログの同期を取ります。

 $ cd ソース/po
 $ make update-po
 $ cd ソース/po-wwsympa
 $ make update-po

これで、po および po-wwsympa 下の ja.po ファイルが更新されます。

バイナリインストールの場合

まず、実行しているSympaと同じバージョンの翻訳テンプレートファイル (potファイル) を入手します。Sympaのソースコードリポジトリから、「実行しているバージョン-branch」を選択します。次のふたつのファイルをダウンロードします。

  • po → sympa.pot → download
  • po-wwsympa → web_help.pot → download
注 
Sympaの5.4またはそれ以前の版では、sympa.pot しかありません。

ダウンロードしたpotファイルと、先に修正したpoファイルを使って、カタログの同期を取ります。

 $ msgmerge --update sympa.po sympa.pot
 $ msgmerge --update web_help.po web_help.pot

これで、sympa.po および web_help.po ファイルが更新されます。

翻訳リソースファイルの変更

ここで翻訳リソースファイルを変更します。また、必要なら翻訳を追加します。

翻訳リソースファイルは、GNU gettextの翻訳リソースファイル (poファイル) 形式です。プレインテキストのファイルですから、普通のテキストエディタでも編集できないことはありません。しかし、.poファイルを編集するための専用のソフトウェアを使ったほうがよいでしょう。

留意点

  • 文字コードはUTF-8です。ほかの文字コードに変換してしまうと、正しく動作しなくなります。
    注 
    文字コードがUTF-8になったのはSympa 5.4からです。それ以前の版では、言語ごとに異なる文字コード (日本語ではEUC-JP) を使っていました。
  • 改行コードはLF ("\n") です。CRLF ("\r\n") や CR ("\r") にすると、msgfmt(1)コマンドラインツールが処理してくれません。
  • sympa.poの最初のほうにある
    "Language-Team: 日本語\n"
    の箇所に書いてある言語の名前は、ウェブインタフェースの「言語の選択」ドロップダウンボックスで使います。

翻訳カタログのインストール

ソースパッケージからインストールした場合

翻訳カタログを生成し、インストールします。

 $ cd ソース
 $ cd po
 # make install
 $ cd ..
 $ cd po-wwsympa
 # make install
 $ cd ..

バイナリインストールの場合

翻訳カタログを生成し、インストールします。

 $ msgfmt -o sympa.mo sympa.po
 $ msgfmt -o web_help.mo web_help.po
 # cp sympa.mo web_help.mo /home/sympa/locale/ja/LC_MESSAGES/

再起動

翻訳カタログのインストールができたら、新しい翻訳カタログを反映させるために、Sympaとウェブサーバを再起動します。たとえばRed Hat系のLinuxでは、次のようにします (ウェブサーバにApacheを使っている場合)。

 # service sympa stop
 # service sympa start
 # service httpd restart

ユーザインタフェースの文章が変更されていれば、インストールは成功です。

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ツール